リハビリ病院の看護師さんは、朝の検温や血圧測定のときに、必ず「昨日の排泄の回数はそれぞれ何回ですか?」という質問をする。

私は、その質問への回答がいつも正しくできるように、お手洗いに行った回数や時間などを iphoneのグーグルカレンダーアプリに細かく書き入れて、毎日 報告できるようにしている。

でも、たまに、多分意識的に、その項目を掘り下げて細かく聞かずにいてくれる看護師さんもいる。

看護師さんがみんな聞くということは、看護師さんの仕事として必ず行う必要がある項目の中に、「排泄回数の記録」というのがあると思うんだけど、その項目について細かく聞くことを省いてくれている方は「このチェック項目を細かく聞くことで、この患者さんは嫌な思いをしているだろう。この患者さんの病気とか年齢的に、そこを心配する必要は不要だろう。」という配慮を多分してくれていて、その上でいつも聞かないでいてくれて、記入すべき書類などにはうまいこと書いてくれているんだと思う。

「いま何か困っていることや 体のことでいつもと違うこと というのはある?」くらいの、軽い質問で聞いてくれる心遣いが、いつもすごくありがたいです。

私も、自覚なくても「ルーティーンの通常運行」や「自分たちの保身」を優先してしまって つい「誰の為の決まり事なのか分からない」ルールを重んじてしまっていたことが、あったのかもしれない。これからは、より意識して、彼のように在りたい、と学ばせて頂きました。

やっぱり、「相手の気持ちに心から寄り添う姿勢」が身についていて、小さな判断にも主体的に心を込められる方のことを、とっても尊敬するし、信頼するし、私もそんな人間で在りたいと思ったのです。

「学びは一生続くものだから。」看護師として日々 進化し続けるNさん。

2020.8.6.

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ABOUTこの記事をかいた人

沖縄県石垣島出身。早稲田大学進学のため上京。地域づくり・教育について現場で学ぼうと、19歳のとき大学を休学して岐阜県白川村に移住。24歳のときに交通事故を経験して、岐阜・東京での入院・リハビリを経て、25歳で地元 石垣島に帰島。26歳現在は島で身体機能・脳機能のリハビリを続けながら、復職を含めた社会復帰真っ最中。 対話・場づくり・福祉・コミュニティ形成などに興味があり、たぶん縁もあります。抹茶と、冷や味噌汁が好き。踊ること、撮ること、書くことも好き。個人の記憶とか感情とか、分かりやすく目に見えないものを、何かしらの表現で未来に残すことのできる行為が、好きなんだと思います。