東洋経済さんの「沖縄の若者が、戦後世代との間に見る高い壁 〜分断と歴史、葛藤の島でもがく若者たち〜」という記事を読んだ。
昨今多くのメディアで、若者の政治離れを憂う記事を見かけるけど、その理由として書かれている内容が、私たちの世代の肌感覚とずれていることがよくある。
けど、この東洋経済さんの記事は、とてもリアルに沖縄の若者の心情が書かれていて、的を得ているように感じた。
(以下、記事中から抜粋。)
「私たちが話しづらいのは、(大人から)『お前はわかっていない。もっと勉強しろ』と言われるからです。
そうなると話したくもないし、何が勉強のゴールなのかもわからないから、考えたくない、触れたくなくなってしまう。
みなさん(大人)も、勉強したり、現場に行ったりして自分の考えを踏んできた。私たちも、これから踏んでいくので、シャットアウトはしないでほしい」
戦後世代が苦難の歴史をかいくぐってきたのとは対照的に、私たち若い世代はその苦難を知らない。
それだけでなく、本土でもウチナーンチュであるがゆえに差別されてきた経験を持つ戦後世代に対し、若い世代は安室奈美恵に代表されるアーティストの活躍で差別された実感に乏しい。
両世代の融合が一気に進むというわけにはいかないだろう。だが、かつては容易に語れなかった世代間の認識のズレをお互いが認識し始めていることだけは確かなようだ。
分断は解消できると信じて。
少し長い記事だけど、政治の在り方について考える良い機会になると思うので、ぜひ読んでみてほしい。
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