シェアめっちゃ遅くなってしまったけど、
これは本土の方こそ読んでもらいたいなと思う記事です。
心が切り刻まれるような感覚になるけど、自衛隊配備に関する今石垣島で起こっていることや、これまで八重山が繰り返してきた歴史が綴られています。
「怒り」とか「悲しみ」とか、人の負の感情が詰まった重い問題について知るのは疲れるし、体力のいることだけど、
今八重山で起こっているリアルは、日本で暮らす子どもたち・大人たち、みんなが知って、自分ごととして考えて、学ばなきゃいけない出来事だと思ってます。
(記事中より抜粋)
いったい誰に、大事な家族の営みをぶった切る権利があるというのだろうか?
「まるで僕たちは透明人間のように、いないもののように扱われている。防衛局の人たちは、痛みはないのか。娘に、なんでこの木を切るの? と聞かれて答えられるのか。ここに、繊細な感情を持った人間が普通に生きているんだということをわかってほしい」
そう言って涙を落とす父親の姿を私のカメラがとらえる。ごく普通に家族で娘の成長を祝う幸せを誰かが奪う。それは表面上は無断で敷地に入った業者であり、知っててそれを指示した防衛局員である。
この動画を見る人は木方さんに同情し、防衛局のやり方を憎むだろう。
しかし、石垣島がどこかも知らない日本の多くの国民が、政府の考える国防を肯定し、南西諸島に実力部隊を置くことは自分たちの安心だと思っている。
アメリカ軍でもいい、自衛隊でもいい。中国も怖いし北朝鮮もまだまだ怖いってテレビで言ってたし、備えあれば、ね……。と漠然と思っている。
とても読みやすいので、どうか、勇気を出して目を通してみてほしいです。
今日、11月30日が最終日となる
石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う、住民投票条例請求のための、市民署名。
配備に賛成しよう、でも、反対しよう、でもなく、
住民への説明も情報共有も環境調査も十分にされないままどんどん勝手に進んでいく配備計画について、
もう1度みんなでしっかり考えて話し合おう、島んちゅの意見をはっきり示して声を届けよう、という目的。
島全体で我慢しなきゃいけないこともある。
心を殺して容認しなきゃいけないこともある。
でも、最低限、守るべきことや、求めるべきことは、伝える権利があるはず。
賛成の人も、反対の人も、場所を問い直している人も、
なんとかみんなが納得できる形で「島の未来」を作って行きたい。
私たちはこれから先もずっと一緒にこの島で生きていくのに、苦しさを抱えた人が大勢いるまま生きていかなきゃいけないなんて、嫌だ。
巻き戻せない時間の中で、悔しさや悲しさや怒りという、負のパワーを、なるべくこの島に残したくない。
「もし僕が死んだら、この世の権力によって殺されたんだと思ってください。一応冗談です」
求める会代表の龍太郎さん、28歳の先輩の言葉。
実際にこの島では、無念を抱えたまま権力によって亡くなった方がいる。
(記事中より抜粋)
「実は、今回は女の子たちの声も取材しているが出さなかった。
すべて覚悟して名前も顔も出す、と決めた3人までにしてほしいという声があったからだ。
賛成でもいい、反対でもいい、中立でもいい。でも、島の未来を考えようぜ?と問いかけることが、なぜ「すべてを覚悟」するほど悲壮なことになってしまうのか。
しかし前半に書いたように、悲壮なのだ。
国策に盾をつくこと。折れていく周りを見ること。無関心という暴力に打ちのめされ、人を信じられなくなること。「基地を造らないで」という闘いは、尋常な神経で長期間向き合い続けられるものじゃない。」
命削って、声を上げている人がいることだけでも、知って、一緒に広げてもらえたらなと思う。
島に住民票がない私たちに出来ることは、今は「知る」「伝える」ことしか見つけられてないから。
今日が署名書ける最後の日です。
目標の1万票は超えたけど、これから弾かれる票もあるから、もしまだ周りに書いていない家族や友人がいれば、電話するでもLINEするでも、ひと声かけてみてほしいです。
そして、当事者以外の、本土の方々へも、どうか思いを馳せてみてほしいなと思う。
「日本の平和を守るため」「国防」という理由で、穏やかな暮らしを奪われる恐怖と戦っている人間が、あの美しい南の島に沢山いることを。
その意味を。
その価値を。
その対価の上に、私たち本土で暮らす人間が生きていることを。
「大変やね」と声をかけてくれる方々、どうかもう1歩、踏み入って、見にきてください。
条例制定請求の後も、やるべきことが沢山あるんだろう。
知恵をつけないと。
以下、参考資料まで。
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住民投票って何?という方に向けた説明
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