今日の写真は、子どもたちと登った白山の山頂(標高2702m)での1枚。圧倒的に美しい景色を見るのは、人生のご褒美のような時間だなと、白山に登るといつも思う。
昨日は「スピードが大切」という記事を書いたのだけど、今日はそれと両立して大切にしなきゃいけない「コミュニケーションの丁寧さ」について、自戒も込めて書こうと思う。
先日、自分の配慮や責任感や自覚の足りなさをハッと気付かされる出来事があった。
白川村に来てもう4年目で、ここでの暮らしや仕事にも随分慣れてきていたし、こなせる事も少しづつ増えて来ていたから、馴れ合いで誠意の欠けた仕事をしてしまっていた自分に気づいた時、とてもショックを受けた。
人に指摘されて初めて気がついたことだったんだけど、自分で自覚できていなかったことにも落ち込んだし、色んなことを思い返して、反省した。
大切なことは丁寧な仕事であり、仕事と趣味の違いは「相手が必ずいること」だということ。
関わってくれている相手を大切にした、丁寧なコミュニケーションがあってこそ「信頼」が生まれて、その信頼を土壌に仕事をさせてもらっていること。
相手はお年寄り。相手は子どもたち。わかってもらえるように伝えること。
「言ったか」が大事なのではなく「伝わったか」が最も大事であること。
敬意や感謝を、言葉や態度でしっかり伝えること。
そんな、この村で暮らさせてもらって、仕事をさせてもらう上で、1番大切なことが、疎かになってしまっていたんだなと、自分の仕事を顧みた。
きっと今までも、無自覚だったとしても、地域の方の懐の大きさに甘えて、慣れとか忙しさを理由にしてしまって、配慮や感謝が足りてなかった場面が色々あったんだろうなと思った。
済んでしまったことは変えられないから、次同じことをしないように努力するしかなくて、こういう未熟さ故の痛みを知りながら、逃げずに成長するしかないんだけど。
こうして私の仕事をちゃんと見てくれている人がいること、丁寧に指摘や助言を伝えてくれる存在がいること、大尊敬する大先輩が近くにいる今の環境を、本当にありがたく思った。
今回かけてもらった言葉や、こういう大人の近くで過ごせる日々を、大切にしようと思う。
あ〜、白山に登りたい。秋の白山に。
大白川線は、今年はもう開かないんだろうか。
冬が来る前に、どうかもう1度、開きますように。
海に囲まれた島から、山を想う夜。
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